キャンパスノートになりました!
キャンパスアートアワード2016のグランプリ作品
「YOSEGI in Hakone」キャンパスノートを数量限定で
販売いたします。
<今後の販売予定>
予定販売数量は完売し、販売は終了いたしました。
メーカー希望小売価格:160円(税抜)
製品仕様 サイズ:6号(セミB5) 罫内容:B罫(中横罫・6mm) 枚数:30枚
Campus Art Award 2016 結果発表
2,296作品の応募の中から、グランプリ、読売中高生新聞賞、
コクヨ賞、地区優秀賞、入選作品を選出しました。
グランプリは、曾根 悠太さんの「YOSEGI in Hakone」に決定しました。
受賞作品
【 グランプリ 】
川崎市立橘中学校 3年生
作品名
YOSEGI in Hakone
小さい頃から絵を描いていましたが、初めてこんなに大きい賞をいただきました。興奮と喜びでいっぱいです。
工夫した箇所は、本物の寄木細工の良さに負けないよう、絵としての温かみが出るようにしたことです。風景を入れたり、単色ではなく、木材ではだせないような色を意識しました。
漫画家 勝木 光 さんから一言
ぱっと見の印象が渋くていいと感じたのと、ノートになるのを考えた時に格好よくなりそうだなと思ったのが、最後に選んだ決め手になりました。子どものときに職人さんが寄木細工を作るのを見て感動したこともあり、箱根細工の良さが細かく表現されていると思います。
【 読売中高生新聞賞 】
池上 美悠 さん
エクセラン高等学校 3年生
作品名
地獄谷野猿公苑
作品に込めた思い
地獄谷の温泉であたたまるサルたちの様子は、ここでしか見られないと思い描きました。冬の景色ですが、温かさを感じてもらえるようがんばりました。
乃木坂46 若月 佑美 さんから一言
手前のサルはしっかり書いているのですが、後ろのサルはあえて薄く省略して描くことで遠近感が生まれています。色だけでデザインのようにして風景に奥行を出しているのが、面白いなと感じました。崖の描写もとても上手だと思います。
【 コクヨ賞 】
嘉藤 志音 さん
横浜市立茅ヶ崎中学校 1年生
作品名
流鏑馬
作品に込めた思い
流鏑馬の、はく力や、かっこよさを描きたかったので、のっている人の目をするどくしたり、はいけいを赤にしたりしました。
「パップコーン」リーダー 芦沢 ムネト さんから一言
細部にもう少し描いてほしいところはありますが、それがたいして気にならないくらい馬と人物に迫力があって印象的です。これが描きたいんだ! という作者の強い意思が伝わってきますね。小学校を卒業したばかりで、こんな横顔かけないですよね。すごく上手になると思います。どんな人が描いたのか、作者に会ってみたいです。
【 地区優秀賞 】
1.北海道・東北地区
齋藤 夏州 さん
札幌市立新陵中学校 2年生
作品名
魅力あふれる雪国
作品に込めた思い
アイヌの模様を空の様な背景にし、北海道の名物を降る雪の様に描き、雪原にキタキツネを配置して、雪国北海道の魅力を詰め込んだ絵にしました。
〈審査員コメント〉
上部の模様が絵としてではなくデザインとして成り立っており、デザインからも北海道の良さを学べる良さがありました。
2.北関東地区
徳原 多恵 さん
青丘学院つくば高等学校 1年生
作品名
菜の花の駅
作品に込めた思い
菜の花の温かさと空の広さを表そうとして努力しました。母と訪れたこの場所は私のイチオシの風景です。
〈審査員コメント〉
とても絵が上手です。電車が好きなのも、作品からよく伝わってきました。
3.南関東地区
荒川 葵 さん
千葉県立市川工業高等学校 1年生
作品名
豊かな水
作品に込めた思い
私の住む千葉には、豊水という梨があります。雨があがった後の梨園の豊水が太陽に照らされ水々しく光を放っていた風景が心に残っていて、感じたものをそのまま作品にしました。
〈審査員コメント〉
梨のみずみずしさだけでなく、幻想的な絵がとても印象的でした。
4.中部地区
塩見 日菜多 さん
名古屋市立工芸高等学校 3年生
作品名
せともの
作品に込めた思い
私の地域で盛んに作られている焼き物ーせとものを描きました。せとものという工芸品がこれからも続いていくよう、願いを込めました。
〈審査員コメント〉
デザイン的に見せつつ、上から描いて器にみえるところに惹かれました。
5.近畿地区
川上 真優 さん
関西創価中学校 3年生
作品名
夜の乱舞
作品に込めた思い
小さい頃から毎年秋になるといとこたちと一緒に大勢の人たちをかきわけて見るふとん太鼓が強くたくましくて感動するので迫力を出せるよう意識しました。
〈審査員コメント〉
手が込んでるという感じではないのに、シンプル且つ明快に描かれているのが良いです。
6.四国・九州地区
松本 紗枝 さん
岡山県立岡山工業高等学校 2年生
作品名
バラ寿司
作品に込めた思い
日本の文様である「せいがいは」を元にして、バラ寿司の具材のパターンを描いた。可愛らしいものができたと思う。
〈審査員コメント〉
デザイン的なものは平坦になりがちなのに、この作品はとてもデザイン性が高く、「寿司」が面白く表現されています。
【 入選 】
1.北海道・東北地区
多熊 結花 さん
福島市立蓬莱中学校 3年生
作品名
福島の赤
作品に込めた思い
福島の工芸品の赤を描きました。様々な工芸品で使われる様々な赤が福島の誇りとして見てくれた人の心に残ってくれると嬉しいです。
佐藤 羽奈 さん
盛岡市立上田中学校 2年生
作品名
いろんな色の中尊寺
作品に込めた思い
岩手県の中尊寺を描きました。この場所は私が4歳の頃から両親と何度も訪れていた思い出の場所です。今回、この場所に、訪れる人々のいろいろな思いをたくさんの色で表現してみました。
相川 拓郎 さん
福島県立白河高等学校 2年生
作品名
白河だるま
作品に込めた思い
福島県・白河だるまの力強さを込めた。
川村 萌恵 さん
岩手県立盛岡第一高校 2年生
作品名
さんさパレード
作品に込めた思い
強めの色と白のみの3色を使用して、力強い太鼓パレードをイメージして描きました。人だけではなくて、ちょうちん等も入れることで、お祭り感を出せたかなあと思います。
伊藤 瑞歩 さん
福島県立白河高等学校 1年生
作品名
祈りの茂り
作品に込めた思い
福島県をはじめとする東日本大震災の被災県が一日でも早く復興することを祈って、葉が生い茂る福島の「かしまの一本松」を描きました。
2.北関東地区
田口 愛育 さん
新島学園中学校 2年生
作品名
作品に込めた思い
高崎だるまは日本でもゆう名なだるまです。私は小さいころからだるまを見ていました。だるまは高崎のほこりであり、なくてはならない、大切なだるまです。そしてうめは私の地域でさかんにつくられています。しかし、今ではあまりうれなくなり、農家の親せきのひとは言っていました。なのでこのポスターをかき、色々な人にだるまとうめのすばらしさをしってほしいと思いかきました。
中泉 椛 さん
高根沢町立阿久津中学校 2年生
作品名
今宮神社大公孫樹祭
作品に込めた思い
紅葉時期の夜間にライトアップされる大イチョウは、黄金色に輝き、とても神秘的なので、その美しさを少しでも表わせたらと思いました。
山田 真維 さん
宇都宮市立陽北中学校 3年生
作品名
宮まつり
作品に込めた思い
宇都宮の夏の風物詩、「宮まつり」です。大きな凡天が空を舞い、夜は私たち中学生もよさこいに参加します。
水越 友美 さん
作新学院高等学校 3年生
作品名
栃木の生
作品に込めた思い
藤は足利フラワーパーク、猿は日光をイメージしました。花は栃木の県花であるヤシオツツジ、苺は特産品です。誰でも気づけるように有名なものをつめ込みました。
菊地 絢世 さん
三輪田学園高等学校 3年生
作品名
味わい
作品に込めた思い
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言われる狭山茶と香ばしい焼きだんごは所沢の名産です。澄み渡る青空の下、目の前に広がる茶畑の清々しい緑を見ながら狭山茶とだんごを食べる、その味わい深さを表現しました。
3.南関東地区
木村 瑠亜 さん
安田学園中学校 2年生
作品名
花火と屋形船
作品に込めた思い
毎年七月に開催されている隅田川花火大会と屋形船を描きました。毎回行っていますが、川にうつる花火はとても綺麗です。
下野 真弥 さん
千葉県立市川工業高等学校 2年生
作品名
月の砂漠
作品に込めた思い
夕陽と星空のコラボレーションがとても綺麗で感動したので絵にしてみました。細かい星なども工夫しながら描いてみました。
渡辺 優 さん
東京都立葛西南高等学校4年(定時制)
作品名
江戸川区の藍
作品に込めた思い
昔から金魚が好きで、江戸川区が金魚の名産地と知って、嬉しさと誇らしさを胸に描きました。
4.中部地区
宮路 紗央里 さん
恵那市立恵那東中学校 3年生
作品名
秋の栗
作品に込めた思い
私の地元のイチオシは、栗です。おいしそうな栗を大きく描いて、秋らしくきれいな色を使って背景を工夫しました。
太田 佳奈 さん
稲羽中学校 2年生
作品名
鵜飼
作品に込めた思い
「長良川の鵜飼漁の技術」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている岐阜の文化なので、鵜飼の時の様子がこの絵を見て分かるようにかきました。
長谷部 心優 さん
若狭町立上中中学校 2年生
作品名
若狭の梅
作品に込めた思い
若狭町の特産物は梅です。若狭町は自然がきれいなところで、春には梅の花がたくさん咲いてとてもきれいです。
新海 大吾 さん
あいち造形デザイン専門学校3年生
作品名
一宮の大江川
作品に込めた思い
花見で見に行った時の大江川の桜がとてもきれいだった。川にきれいにうつる空と桜がきれいだった。
5.近畿地区
児玉 鈴和 さん
堺市立陵南中学校 3年生
作品名
モノクロぷらす Red in 大阪
作品に込めた思い
細かく模様と和洋風を取り入れ、このノートならほしい!と思ってもらえるデザインにしたいと思いました。
田井 景菜 さん
柏原市立堅下南中学校 3年生
作品名
ぶどう畑からみた夕日
作品に込めた思い
堅下南中学校からみる夕日は、とてもきれいだったのと、柏原の伝統、ぶどうをたやさないように願いを込めて書きました。
伊藤 優奈 さん
兵庫県立兵庫工業高校 2年生
作品名
世界最長の吊り橋
作品に込めた思い
私は明石市に住んでいるので明石海峡大橋を描きました。いつ見てもきれいだけど特に夕方に見る明石海峡大橋はきれいで魅力的なので見たことない人に見てほしいという気持ちを込めて描きました。点描を意識しました。
菅野 真美 さん
兵庫県立兵庫工業高校 2年生
作品名
神戸の夜景
作品に込めた思い
「1000万ドルの夜景」と言われている神戸の夜景は山から見ると沢山の光の粒が集まって暗闇の中で輝いている姿が綺麗なのでもっともっと有名になってほしいです。
鍵本 宥 さん
兵庫県立兵庫工業高校 2年生
作品名
王子動物園の魅力
作品に込めた思い
子供のころによく行った王子動物園の魅力を細かく描きました。コアラとパンダを同時に見ることができる唯一の動物園で春になると神戸一と言われる桜の名スポットになります。
6.四国・九州地区
通山 ほのか さん
佐賀県立唐津東中学校 3年生
作品名
バルーンフェスタ
作品に込めた思い
佐賀県では、毎年バルーンフェスタが行われています。カラフルな気球が空にとんでいく様子はとてもきれいで、ぜひ知ってほしいと思って描きました。
吉岡 優衣 さん
佐賀県立唐津東中学校 1年生
作品名
佐賀の伝統と誇り
作品に込めた思い
私は「古く昔からある有田焼をこの絵を通してより多くの人に知ってもらいたい」と思いながらかきました。有田焼にはたくさんの種類があります。そんな有田焼をとても誇りに思います。
本村 亜弥 さん
昭栄中学校 1年生
作品名
唐津城
作品に込めた思い
唐津城をはじめて見たときの感動やおどろきを、もっとたくさんの人に知ってほしいと思ったし、私も、とてもきれいな城だと思ったから。
内間 つばさ さん
小禄高等学校 1年生
作品名
すっぱい!シークヮーサー
作品に込めた思い
沖縄の夏っぽさを、シークヮーサーで表現してみました。シークヮーサージュースが好きなので、下いっぱいに描きました。
守屋 咲映 さん
岡山県立高梁城南高等学校 3年生
作品名
最上稲荷の大鳥居
作品に込めた思い
この大鳥居は最上稲荷から少しはなれたところにあり、高さが27.5mあり遠くからでもよく見えます。また2014年に化粧直しされ、とてもきれいです。ぜひこの迫力ある大鳥居をたくさんの人に見てもらいたいです。
審査員総評
芦沢 ムネト さん(あしざわ・むねと)
お笑いグループ「パップコーン」リーダー。1979年、東京都町田市生まれ。
「フテネコ」の作者として有名。
〈芦沢 ムネト さんの総評〉
昨年に続き、2年連続で審査をさせていただきました。
すごく勢いのある作品があるかと思えば、繊細な作品もあったり、こちらの想像を超えた作品ばかりですごく刺激になりました。ものすごく繊細な絵を描いたのが、実は男の子だったという意外性も面白かったです。
全国から集まった作品を見て「みんな、地元に自分の好きなものを持っているっていいな」と思いました。
勝木 光 さん(かつき・ひかる)
漫画家。神奈川県藤沢市出身。2002年、「ダチョウの飛ぶ空」でデビュー。2007年より、週刊少年マガジンにてテニス漫画『ベイビーステップ』を連載中。
〈勝木 光 さんの総評〉
3人の審査員で作品を絞り込んでいきましたが、それぞれ選んだ作品が違っていたのが面白かったです。人の興味が分かれることを実感しました。ということは、
どんな作品にも良さがあるということですよね。
「地元のイチオシ」として選んだもの自体の魅力、作品自体の魅力の両方が合わさって、その中のどこかに、3人それぞれに心惹かれるポイントがあったのかなと思います。
若月 佑美 さん(わかつき・ゆみ)
1994年生まれの静岡県出身。2011年、乃木坂46の第1期メンバーに選ばれる。舞台「2LDK」「ヴァンパイア騎士」で主演を務めるなど舞台女優としても活躍。
9月29日から上演される舞台「嫌われ松子の一生」でも主演を務めた。
〈若月 佑美 さんの総評〉
テーマが「地元のイチオシ」ということで、伝統的なものを描いた作品が多かったのですが、きっと中・高校生たちは、両親やおじいちゃん、おばあちゃんに聞いたり、自分で調べて描いてくれたんだと思います。それはとても素敵なことだと感じました。
また、意外と知られていないものもあり、発想力に感心しました。構図などにとらわれがちになりますが、ただ描きたいものを描けるというのはすごく良くて、だからこそ見える力強さがあったと思います。
審査風景
10月某日、都内で実施された最終審査会には、審査員の芦沢ムネトさん(お笑いグループ「パップコーン」のリーダーで「フテネコ」イラストの作者)、勝木光さん(週刊少年マガジン(講談社)でテニス漫画『ベイビーステップ』を連載中の漫画家)、若月佑美さん(女優。乃木坂46の第1期メンバー)が集合。
応募総数は2,296点。社内審査を経て、中学生・高校生各18作品に絞られた中から、グランプリ、読売中高新聞賞、コクヨ賞を決定しました。
大テーブルに並べられた最終候補。作品を見つめる審査員の目は真剣そのもの。作品だけでなく、作品に書かれた年齢、性別、作品に込めた思いをじっくり読む姿も見られました。「どれが選ばれても納得」と口を揃える程の力作揃いで、審査員の「甲乙つけ難く、どの作品も落としたくない」という気持ちが本当によく伝わってきた1時間半でした。
以前に、母から母が幼い頃に大切にしていた寄木細工の箱をもらい、とても気に入っていた。そして今回、このコンクールの募集内容を見たときに、寄木細工の模様がキャンパスノートの表紙にふさわしいと思った。