就活を誰よりも有利に進めるための「企業研究ノート」の書き方 2023.01.20
これから就活をはじめる人におすすめ!
・就活をはじめたいけど何から手をつければ良いかわからない人
・自分と相性の良い企業を探したい人
・志望動機に何を書いて良いのかわからない人
自分自身とマッチする企業を見つけられる!
事業内容や業績に対する理解を深めることで、企業選びの精度が高まり、志望動機も明確になります。
企業研究ノートとは?
就職・転職活動の際に志望する企業の情報を網羅的にまとめたノートです。
企業選定や志望動機の明確化、そしてエントリーシート作成や面接対策にもかかせません。
持ち運びやすくシンプルなデザインのノートを用意しよう
A4サイズのノートであれば見開き1ページを、A5サイズ(A4の半分)のノートであれば見開き2ページを、1企業分として情報整理すると見やすくなりオススメです。
【STEP1】ノートを用意し、企業の基本情報を書き出してみる
当記事では、より持ち運びしやすいA5サイズのノートを使用して書き方を紹介していきます。
まずは企業の基本情報を書き出します。
企業の公式サイト・四季報・就活サイトの企業ページなどに記載の情報が見やすく便利です。
例)社名、業種(業界)、事業所、社員数、資本金、企業理念など
採用情報がわかっている場合にはこちらもまとめておきます。
例)求める人材、職種、待遇、選考フロー、福利厚生など
ここでの書き方のコツはあまり難しく考えないすぎないことです。
把握しておきたい情報をどんどん書き込んでいきます。
ただし余白は多めに残しておきましょう。
手を動かすことで、いよいよ就活をはじめるぞという実感も湧いてくると思いますよ。
【STEP2】事業内容を整理し、業績をグラフ化してみる
次に事業内容を整理してみましょう。
主力商品やサービス名、事業別の売上高なども具体的にまとめておくと良いです。
調べていく中で「えっ!そんな事業もしていたの!?」と驚くような発見があるかもしれません。
事業内容の次は、実際に数値化された業績もまとめてみます。
全体の売上推移や部門ごとの推移、純資産の推移など、過去3-5年分を簡単なグラフにして整理してみると、文字だけでは見えてこない企業の本質が見えてきます。
業績は企業の公式サイトやIR情報、有価証券報告書などを確認しましょう。
はじめは読むことが難しく感じるかもしれませんが、他の就活生との差別化できる点でもあるので少しずつ練習することをおすすめします。
【STEP3】企業の強みと弱み、今後の課題を整理する
事業内容や業績から志望企業の全体像がなんとなく見えてきたかと思います。
その上で今度は企業の強みや弱み、今後の課題について深掘りしてみましょう。
まず参考にしたいのは、その企業の経営者の言葉です。
公式サイトや採用資料には社長のインタビューなどが掲載されていることがあります。
そこには自社の強みそして今後の課題が述べられていることが多く、これが非常に参考になります。
さらにより現場に近い課題などを把握したい場合は、先輩社員のインタビュー集なども参考にすると良いでしょう。
もちろん自身の考えも書き込んでOK。間違っていたとしても構いません。仮説を立てて検証していくプロセスは後の成長に必ず繋がります。
【STEP4】ライバル企業や業界について分析する
いよいよ終盤戦です。ゴールは目の前なので頑張りましょう。
ここでは競合他社や志望企業の事業が属する業界について簡単に分析します。
ここで参考になるのが「会社四季報 業界地図」などの書籍です。
1つの企業に注目しているだけでは見えてこない部分が業界全体を見渡すことで見えてきます。
売上高やシェア率の比較、各社の得意分野・不得意分野まで深掘りしていけると
「なぜ他社ではなく当社なのか?」
という選考中に一度は必ず聞かれる質問への答えも見つかるはずです。
ただしここでの分析だけでは物足りない場合があるので、志望業界が定まってきたら、さらに追加で業界研究をすることをおすすめします。
【STEP5】 確認事項や疑問点をまとめておく
最後に今後確認したいことや疑問に思ったことを書き留めておきます。
本格的な選考に入る前の段階つまり説明会やインターンシップなどの場で先輩社員に直接疑問点をぶつけてみるとより志望企業に対する理解も深まります。
以上、1企業分ではありますが、簡単に企業研究の「書き方」を紹介してみました。
おつかれさまでした。
紹介しきれなかったコツをここでお伝えしておきます。
・就活が本格的に始まる前のできるだけ早い段階で企業研究をおこなうと良い
・企業の公式インスタなどSNSツールも情報源になるかも
それからインプット用にメモ専用ノートを別に用意するのもおすすめです。
ポケットに入るサイズであればパッと取り出すこともできます。
【STEP6】実際にノートを活用してみよう
企業研究ノート作りは一段落しましたが、最後にノートの活用法について少しお伝えします。
新卒採用の場面ではあまり見られませんが、転職活動など社会人の面接の場ではノートやメモを開きながら話をすることはよくあります。
実際の面接でも、具体的な業績などを提示して新規事業の提案を行う場合や、面接担当者へ逆質問する場合などはノートを開いても良いと思います。
ただし事前に承諾を得ることと、手元ばかり見るのではなく「相手の目を見て話す」という基本的なマナーは忘れずに。
このように企業研究ノートというのは、企業選定から面接まで幅広く役に立つ就活中の心強い味方となってくれます。
ぜひ皆さんも作ってみてくださいね。