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投票用紙

2021.12.21

不思議な書き心地の投票用紙。同じ素材で作られたノートがあるって知ってた?

選挙に行くと、必ず手にするのが投票用紙です。受け取ったとき、記入するときに、「おや?普通の紙とは違う?」と気になった方もいるかもしれません。投票用紙は「紙」といいつつ、実は紙ではないのです。また、同じ素材で作られたノートもご紹介します。

#測量野帳#野帳

選挙のたびに、気になるアイツ

選挙で投票所に足を運び、候補者の名前や政党名を書くときに、手にした投票用紙の素材に「おや?」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。鉛筆の芯がしっとりと吸い付くような独特の書き心地。たたんでも折り目がつかず、自然に開いてしまうあの感じ。実は「素材」に秘密があるのです。

投票「用紙」なのに「紙」じゃないってホント?

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通常、紙は木材を原料としたパルプから作られますが、投票用紙の素材は樹脂をベースにした合成紙。白くて不透明で、書き込みや印刷ができて、という紙のような特性を持っていながら、実は石油から作られるプラスチックの一種でもあるのです。

そのため、丈夫で破れにくい、水に強い、というプラスチックフィルムとしての特性もあわせ持っています。私たちひとりひとりが投じる大切な1票が、万が一にも破れたり濡れたりして、判読不能の無効票になってしまっては大問題ですから、投票用紙の素材として合成紙が採用されているのだとか。また、折って投票箱に入れても中で形が復元して自然に開くので、開票作業の効率がアップする、というメリットもあります。

選挙のとき以外でも使ってみたい!合成紙を使ったノートやメモ帳はあるの?

というわけで、合成紙が投票用紙に採用されているのは決して書き心地がいいから...ではないのですが、あの独特の書き心地が忘れられない、普段から使ってみたい、という声も選挙があるたびに聞かれます。

投票用紙そのものは残念ながら市販されていないものの、合成紙はその水に強い特性から、屋外使用を前提とした耐水性のメモ帳などに使われている場合があります。そんなアイテムを2点、ご紹介します。

測量野帳(耐水タイプ)

測量野帳(耐水タイプ)

測量野帳とは、その名の通り、元々は測量士が野外で使うために作られたノート(帳面)です。発売から60年以上を経過するロングセラー商品でありながら、近年では持ち運びに適した薄さ軽さや、絶妙なサイズ感が「携帯用のミニノートとして便利」と評価され、仕事や趣味でも使う人が増えています。

通常の測量野帳の中紙は一般的な上質紙ですが、こちらの「測量野帳(耐水タイプ)」は中紙に合成紙(ユポ)を採用しています。オレフィン系の樹脂カバー付きで、屋外でのハードな使用にも耐えられます。

ちなみに、ツキノワグマの調査をしていた方が山で測量野帳を紛失し、1年5か月後に偶然発見されたときも中の記録は無事だったという、「伝説の測量野帳」として知られるエピソードがあるのですが、その方が使用されていたのもこの「測量野帳(耐水タイプ)」でした。

本記事の内容からは少しずれますので、このエピソードについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

伝説の測量野帳

測量野帳<ブライトカラー>(耐水・PP表紙)

こちらは、表紙まですべてが樹脂製でさらに水や汚れに強いタイプです。屋外でも目立つ、鮮やかなブライトカラーがポイント。いつもお風呂でいいことを思いついてしまうからノートを持ち込みたい!という方や、キッチンで水濡れや油はねを気にせずに使えるメモが欲しいという方にもオススメです。

測量野帳ブライトカラー

ただし、合成紙ならではの注意点も

便利な合成紙ですが、樹脂製ゆえの注意点もあります。紙と違い、インクが浸透しないため、水性のボールペンなどで筆記するといつまでもインクが乾かず、こすれてしまうのです。そのため、筆記には鉛筆やシャープペンシル、または油性のペンを使いましょう。いつでもどこでも投票用紙の書き心地が味わえる耐水の測量野帳、気になる方はぜひお試しください。

※「ユポ」は株式会社ユポ・コーポレーションの登録商標です。

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測量野帳<ブライトカラー>(耐水・PP表紙)

測量野帳<ブライトカラー>(耐水・PP表紙)

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