2022.10.26
これなら続けられる!?ズボラ日記のススメ
秋になるとステーショナリーショップの店頭には来年のダイアリーや手帳が並びはじめます。 「来年こそは日記を書こう!」と気に入ったダイアリーを購入したものの、年が明けたら数か月、いや数週間で挫折してしまう方もいるのではないでしょうか。 一生懸命に書こうと思うとかえってプレッシャーがかかるもの。肩ひじを張らないダイアリーの書き方を試してみてはいかがでしょうか。
日記が続かない理由
「6時起床。爽やかな朝。家族の朝食を作り、コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。・・・」
「・・・子供との付き合い方に反省することも多い。明日はもう少しうまく気持ちを伝えよう。11時就寝。」
自分の一日を一編の小説のように書くことができれば素晴らしいですね。読み返すこともあるかもしれません。
ですが現実は、そう毎日のように素敵な朝が訪れるわけでもなく、劇的な出来事は頻繁には起きず、1日が終わる頃には心身の疲れも相まって「いろいろあったけどまあ、いつもと変わらない日だったな」としか思い返せない日も多いと思います。それを無理やり文章にまとめたり、感情を吐露しようと思うとなかなかペンが動かなくなります。
「事実を書く」だけでいい
まずはご自身が数多く行うことや興味あることを、単純にメモ書きすることからいかがでしょうか。
例えば外出の多い方であれば外出場所だけを記録していく。他にはその日に行なった家事や見たテレビ番組、ネット検索したキーワードなど。
端的な記録だけでも不思議とその時の記憶が甦ります。「あのときは渋滞にはまって焦ったな」「テレビに出たロケ地に行ってみようと思ってたな。もう一度調べよう」など、単語だけでも色々な思いが巡ります。これが書き文字の効果ではないでしょうか。
筆者が日記をつけだしたのはウィークリーホリゾンタルレフトタイプのダイアリーで予定管理をしていた頃です。予定以外の記入をせず右ページが全く空いていたので日々の食事を細かく記録することにしました。いわゆる「レコーディングダイエット」です。外食の際はお店の名前を書いているので、お店や会食の雰囲気が思い出しやすいことに気づきました。
日記を継続するコツは?
感情を無理に書かない。
嬉しい・楽しいというポジティブな感情は書きやすいし見返しても喜ばしいものですが、悲しい・悔しい・腹立たしいというネガティブな感情は文字でも吐き出すのが難しく、読み返してもつらくなるでしょう。気持ちまで無理に書くことはありません。起きた出来事だけを端的に書いておいては。それだけでもつらい感情を多少は解放することができると思います。
書き洩らした日があっても気にしない。
マジメな人ほど決めていたルーティンをやり損ねると後悔し、それが何度か重なると「やっぱり難しい」と身につかないうちにルーティンを放棄してしまいます。
大丈夫です。あなたが数日日記を忘れても毎日の生活は続いていきます。気がついた時からまた始めましょう。
自分なりの工夫をご紹介すると、変わらず続けている食事記録と日々の出来事を別々の色で記録をすること。こうしているとページがカラフルになり、記録が抜けたり記述が少ないとき目立ちにくく、いかにもマメに書いているように自己満足できます!また、週の途中で書き洩らすことが多かったのでカバーノートで仕事用ノートと一緒に持ち歩くようにして、日中でもササッとメモをするようにしました。
スクラップブック代わりに活用する
どこかに行ったときのチケットや半券はどうしていますか?ダイアリーにノートのページがあるならスクラップコーナーにしてはいかがでしょう。いろいろなサイズ・色のチケット、半券やカードを手に入れた順に貼っていくだけ。ページがにぎやかになりますよ。日付が入っているものが多いので前後の日にやったことを思い出す助けにもなります。
仕事とプライベートは分けて管理する
手書きで予定記入と日記を兼用している方は、デジタルスケジュールをどう利用されていますか。最近は会社や家族で同一のスケジュールアプリを利用されている方もいるのではないでしょうか。
筆者も年を経るごとに仕事のスケジュールはデジタルに切り替わっていきました。会社全体で使用するグループウェアなので、他の社員からスケジュール予約を入れられる場合もあります。
手帳の予定と同期がとりづらくなったため、仕事とプライベートの予定管理は分けることにしました、ダイアリーはマンスリータイプに切り替え、プライベートのみの予定書き込みとしました。一方の予定が他方に食い込むときや絶対に外せない予定に限り、両方のスケジュールに記入をしています。これは今年12月のダイアリーです。12月の平日に出張予定が入ったので、忘れないようにプライベートのほうにも書き込みをしています。
いかがでしょうか。人の記憶力は案外あるもので、全てを書き残さなくてもきっかけをメモリーしておけば思い出はけっこう甦ってきます。
ゆるゆると日記に再チャレンジしませんか。
キャンパスダイアリー
「シンプルでこれが一番。毎年同じタイプを購入しています」というお声も多いキャンパスダイアリー。マンスリータイプは罫線のスタンダードタイプと方眼罫タイプの2種類。ウィークリータイプはホリゾンタルレフトタイプと時間管理までバッチリできるバーチカルタイプがあります。今年は表紙のベースカラーを見直しました。 この他、年ごとの限定柄タイプやノート多枚数タイプもあります。
カバーノート<SYSTEMIC>シリーズ
ノートやスケジュール帳などの2冊収容に最適です。従来のカバーに比べノートの表紙を固定する内ポケットを深く設計しているので、表紙片側だけでしっかりノートを固定できます。カバンの中でも開かないゴムバンドやしおりひもも付属しています。