2022.09.30
さらに使える勉強アプリへ!~中高生と一緒に進化「Carry Campus(キャリーキャンパス)」~
コクヨが作った勉強アプリ「Carry Campus(キャリーキャンパス)」をご存じでしょうか。中高生の勉強に不可欠な「ノート」を200%活用するための勉強アプリです。今回はこの「Carry Campus」をリリースして分かったこと、気づいたこと、そして、アプリの進化についてお伝えします。
ノートの会社がアプリをつくった
コクヨが2022年1月にリリースした勉強アプリCarry Campus。高校生の約7割が行っている「ノートをスマホなどに取り込む」という行為に着目し、手書きノートという"アナログ"とスマホという"デジタル"を掛け合わせる新しい学習体験を提案することで、中高生の勉強をサポートしようという思いから始まりました。
Carry Campusの特長は大きく3つ。一つは、自分自身が書いたノートを簡単にスマホに取り込めること、2つ目はテスト勉強に役立つ多種多様な編集機能がついていること、そして最後に、テストの予定とノートをリンクさせることで計画的な勉強ができるということです。
Carry Campusを使うとどんないいことがあるの?
その特長を持ったアプリを中高生が使う「メリット」は何かというと、こちらも3つ。
・電車の中などすきま時間に自分が書いたノートを活用できる!
・取り込んだノートをさらに自分仕様に使い倒す機能がたくさんある!
・登録したテスト日程にノートを紐づけることで、テストを意識した勉強ができる!
教育現場でもデジタル化は進んでいますが、授業中にメインで使うのはあくまでノートや先生が配るプリント。勉強に欠かせないこれらのアイテムですが、こと通学中などのすきま時間に取り出すには重かったりかさばったりしますよね。そんな時、Carry Campusならスマホ一台にさまざまなノートやプリントを取り込んでおくことができます。
さらに、アプリの機能として、覚えたい箇所を隠す「暗記マーカー」や"赤シート"をデジタル上で再現した「暗記シート」、特定の色を消せる「マジックスポイト」や、たくさん書いて覚えるのに使える「今だけペン」など多様な編集機能を使って、スマホ上で自在に編集できます。
そして、テスト日を入力して、ノートを登録することで、カレンダー上で残り日数を確認しながら計画的に勉強できます。
▲アプリ画面 左から、今だけペン、暗記シート、暗記マーカー
さらに良いアプリを目指して「ラボ」結成しました
これらアプリの特長は、長年、ノートなどの文具を通じて学習をサポートする中で得られた声をもとにプロトタイプを作成し、中高生にヒアリングを繰り返した結果生まれてきたもの。
とはいえ、アプリの開発はコクヨにとってまだまだ試行錯誤、かつ、アプリの世界は日進月歩で次々に新しいものが出現する中、常に中高生の声を反映する仕組みを作ろうと立ち上げたのが、Carry Campus中高生ユーザーのファンコミュニティ「キャリキャンラボ」です。
月2回程度、オンラインでの研究会(ラボ)を開催し、アプリの新機能や活用法、プロモーションなどについて話し合い、中高生視点でのもっと良いアプリへの改善と普及に繋げる試みでした。
キャリキャンラボ研究員の声
キャリキャンラボ第一期生としてお迎えしたのは総勢8名。2022年5月から7月までの3か月間活動しました。
毎回のオンライン研究会では、勉強法のシェアや、使っているアプリのシェアをはじめ、Carry Campusの活用法や、改善要望など、さまざまな声を聞かせてくれました。
現役中高生である研究員の皆さんからの主な声、ご紹介します。
CarryCampusのいちおし機能は?
▼暗記シート
・スマホでまとめて確認できるので、もれなく覚えられます
▼暗記マーカー
・紙にマーカーを引くと、消すときに修正テープを使わないといけないけれど、アプリの暗記マーカー機能なら、使い終わったら簡単に捨てられます
・重要語句と例文など、覚える優先順位によってマーカーの色を使い分けています
・タップしている回数が表示されるので、苦手なところを把握できます!
▼今だけペン
・主に英語で使用。覚えたいときに手で書きながら覚える派なので、電車などで書いて勉強したいときに使っています。
なるほど!手書きのノートは保管しておいて、アプリに取り込んでマーカーを引くなどすれば、ノートを汚すことなく勉強できるのですね。
▲Carry Campusに取り込んだ生物のノート。暗記マーカー使用中。
Carry Campusはどんな教科で使える?
▼プリントをたくさん使う教科
ファイルにまとめると分厚くなり、かさばります。データ化すれば、すぐに見返せるからとても楽です。
▼小テストが多い教科
・英語の小テストが多くて、おぼえたいことがあるときに電車で見たりしています。
・化学、英語、古文単語などは週1で小テストがあるので暗記するために使っています。
▼暗記することが多い教科
・地理の暗記に使っています。
・生物はほぼほぼ暗記なので、使っています。
こまめにテストがあって、暗記が必要な教科で特に役立ちそうですね。
▲英語のノート。スタンプを使って覚えています。
Carry Campusはいつ使う?
・寝る前。結構毎日使ってるが、テスト前が多い。暗記は寝る前のほうが覚えられる。
・通学中のすきま時間。片道40分くらいの電車通学なので、特にテスト前は大活躍。
・帰りの時間。テスト前に使うことが多いが、普段の授業が終わった後に復習しないといけないので、学校で使ったプリントを写真撮って見ています。
多かったのはやはり通学時間でした。電車の中でプリントやノートを広げるのは確かに大変。スマホ一台あれば勉強できるのは便利ですね。
▲歴史のノート。色付きの文字はマジックスポイトで隠すこともできる
もっと使える勉強アプリへ
第1期キャリキャンラボの結果はアプリの改善にも生かされました。新しく加わった機能をご紹介します。
見開き撮影
1回に10ページくらい撮影しているという研究員の声から生まれた新機能です。見開きで一気に撮影できることで、効率も上がり、授業の後の撮影も時間短縮できそうです。
暗記マーカー
ラボでの意見を踏まえ、「決まったサイズの作成」と「複製」の機能を実装しました。
これは、マーカーをたくさん貼るとき、毎回サイズを調整するのに時間がかかるという声から生まれたものです。
さらに、覚える優先順位が違うので、マーカーを色分けをしているという声から、マーカーの色も追加されました。
その他にも様々なアイデアが出ており、開発チームの中でも検討の上実装に向けて動いているようです。乞うご期待!
キャリキャンラボは第2期へ
これからも進化する勉強のスタイルに合わせたアプリであり続けるために、キャリキャンラボは引き続き第2期の活動も予定しています。使ってくださる皆様と一緒にさらに良い勉強アプリを目指して!これからのCarry Campusにご期待ください。