自由研究や自主学習にもおすすめ!植物の観察記録ノート 2023.06.09
植物の成長を観察したい人におすすめ
・自然が好きな人
・身近にある植物の成長を記録したい人
・子どもの自由研究のテーマに悩んでいる人
・キッチン栽培やベランダ栽培をしている人
植物の生命力や自然の豊かさを感じられる
身近にある植物を記録することで、日々の成長を感じられ、植物や身の回りにある自然を大切にできます。
植物の日々の成長を愛でる「植物の観察記録ノート」とは?
植物をじっくり観察しながら、毎日の成長の様子を絵と文章でノートに記録していきます。ほんの少しの違いにも着目することで、季節の移ろいや太陽の恵みも感じられます。
五感を使って、自然の中で生きる植物を観察しよう
お花の香りや葉に触ってみた感じなど、全身を使いながら、五感で感じられる変化も記録しましょう。見た目だけでは気づけない植物の成長や生命力に気づけます。
ノートを用意して真ん中に線を引く
今回はA5サイズの白紙のノートを使用しました。ノートの真ん中あたりに線を引き、絵を描く部分と文章を書く部分に分けておきます。小さい子なら、記録用に細かい項目は作らない方が続けやすいはずです。
今回我が家では、5歳の娘が豆苗の成長記録に挑戦しました。豆苗の再生栽培は、キッチンなどの小さなスペースでできて、土や肥料も要らず手軽なのでおすすめです。「再収穫するまで毎日書く」「気づいたことを2つ以上書く」ことだけを決めて、約10日間書きました。
絵を描くことが好きな子なら絵のスペースを広めにとったり、写真も貼れるようにしたりと、子どもが取り組みやすいように工夫すると、親子で楽しみながら続けられるでしょう。
毎日の様子を絵で描く
植物の成長の様子を、毎日絵に描いていきます。色鉛筆や絵の具、カラーペンなどを用意しましょう。上手に描く必要はありません。見たまま、感じ取ったままに描いていきます。
親としてはつい「こっちの色の方がいいんじゃない?」「こんな風に描いてみたら?」など口をはさみたくなってしまうのですが、ぐっとこらえて見守りましょう。子どもが描くのを見ていると、子どもならではの視点があったり、よく観察しているポイントに気づいたりすることもあります。また、植物の一部を拡大して描くためのスペースを作っておくと、子どももその部分に注目して観察しやすくなるようでした。
描き終わったら、ぜひたくさん褒めてあげましょう。
成長の様子を書き入れる
描いた絵と合わせて記録したいものが、観察した時の植物の情報です。我が家では、その日の天気と茎の長さを書き入れました。もう少し大きい子なら、観察した時間や太陽の方向、気温や湿度なども記入できるかもしれません。
晴れの日と雨の日では植物の様子がどのように違うのかなど、一定期間記録を続けるからこそわかることもあります。例えば、豆苗は太陽の方向を向いて伸びていくので、晴れた日にベランダに置いておくと、ほとんどすべての茎が同じ方向に傾いて葉を伸ばしている様子が観察できます。「今日は太陽が出ていたから、たくさん成長したね!」「反対側を向けて置いたらどうなるかな」など、観察をしながら親子の会話も広がりました。
気づいたことを文章にする
絵を描いたら、観察した内容を文章にまとめます。簡潔にわかりやすく記録することが大切なので、我が家は箇条書きで、毎日2つから5つ程度書きました。書くことが思いつかない、という様子の時には「葉の部分を見てみよう」「茎の長さは昨日と比べてどう?」など声を掛けました。
自由研究などで発表するときには、具体的な表現で書くと聞き手に伝わる文章になります。例えば同じ緑色でも、「葉の部分は明るく濃い緑色で、茎の部分は少し薄い緑色」と書くと、聞き手もイメージしやすいはずです。また「触るとザラザラしている」「さわやかな香りがする」など、五感を使って観察して書くことで、絵だけでは表現できない変化も記録できます。
最後のページに感想を書く
観察記録を書き終わったら、最後のページにぜひ感想を書いておきましょう。野菜や果物を育てて料理に使ったら、味の感想を書いたり、レシピを残したりするのも楽しいですね。
我が家の観察記録は再収穫の日までとしていたので、最後のページには、約10日間観察した感想をまとめました。毎日一生懸命お世話をして観察記録を書いたので、収穫の喜びもひとしお。植物を育てることの大変さや、食料を大切にする気持ちも学んだようです。
日々の観察だけではなく、自然や環境問題への学びにつながったり、食料問題へ意識を向けるきっかけにもなったりするのが観察記録です。親子の会話も広がるので、ぜひ楽しみながら取り組んでみてくださいね。