手書きならではのわくわくを。無理なく続く家計簿ノートのすすめ 2023.01.20
家計簿を気楽に長く続けたい人におすすめ!
- 家計簿づくりを始めたい人
- 細かい家計簿づくりに何度も挫折してきた人
- 家計の支出を大まかに把握したい人
- 無理なく貯蓄をしたい人
「ざっくり」だからこそ続けられる!
身構えてしまいがちな家計簿も、楽な気持ちで取り組めます。支出への意識が変わるのも嬉しいポイント。
初めてでも続けやすい「手書き家計簿ノート」とは?
「支出の傾向を把握する」「楽に続ける」ための家計簿です。家計簿づくりで面倒になりがちな、1円単位での収支合わせはしません。無理せず続けるうちに、家計も整います。
レシートを書き写して仕分けるだけ。書き間違えても気にしない!
日々やることは、レシートをノートに書き写すだけです。レシートが数日分たまってしまっても、書き間違えても大丈夫。お気に入りの文房具で、1日5分から始めましょう。
月間ページ、項目別ページ、日々のページを作る
まずはノートに、家計簿の1か月分にあたるページを作りましょう。縦と横に線を引く作業が多いので、横罫線ではなく方眼ノートを準備すると便利です。
ペンはどのようなものでも大丈夫ですが、太いものだと日々の記入が難しいので、0.3mm~0.5mmほどがよいでしょう。
作るのは、全部で3種類のページです。
最初に作るのが、カレンダーのような月間ページ。1か月の日付を記入し、週の最後に合計欄をつけておきます。
次に作るのが、支出の項目ごとのページ。食費、日用品費など、よく買い物をする項目に合わせて決めて、記入します。
そして最後に作るのが、毎日のレシートを書き写すページ。1ページを3分割して、線を引いておきましょう。
↑ 月間と週間の完成イメージ。まずは枠を作っておきましょう!
日々のレシートの内容を書き写す
家計簿のページづくりが終わったら、日々のレシートの内容を書き写していきます。
ここで気になるのが、消費税です。店舗によって、内税と外税の表記方法が異なりますが、細かいことは気にせず、レシートをそのまま書き写していけば大丈夫です。合計金額が支出全体の金額と合っていることだけ確認しましょう。私のノートも、商品の金額と合計額が同じこともあれば、違うこともあります。
また、私の場合、一度の買い物で食料品と日用品をまとめて買うことも多いのですが、支出の項目はあとから分けるので、気にせず書き写していけました。合計金額だけ気にしていればよいので、毎日とても気楽に書き写すことを続けられました。
日々の合計金額を月間ページに転記する
レシートの書き写しが終わったら、1日の支出の合計額を月間ページに記入します。お金を使わなかった日は「No Money Day」としてシールを貼るのですが、これがまるでご褒美シールのようで、想像以上に嬉しいのです。
2週間ほど家計簿を続けると「この2~3日買い物が続いているから、明日はシールを貼る日にしたいな」という気持ちにもなりました。無駄な出費が多いと感じている人や、無理なく貯蓄をしたい人は、ぜひ「No Money Day」を活用してみてください。
お気に入りのシールを用意して、ノートと一緒に置いておくことがポイントです。手書きノートならではの、わくわくする気持ちを感じられるはずですよ。
1週間の合計額を記入する
月間ページにそれぞれの日付の合計額を記入したら、週の最後に、その週の支出の合計額を記入します。これで、週ごとに支出額を比較できるようになります。日々生活をしていると、何となく「今週はお金を使いすぎているな」と感じることもありますが、具体的にいつ・何に・いくら余分に使っていたかはあまり覚えていないもの。週ごとに合計額を出して記入することで、1週間の支出内容を振り返り、残りの予算を確認するよい機会になりました。
全て自動で計算してくれる家計簿アプリも便利ですが、支出金額をペンで書くことで得られる「今週は〇円お金を使った」という体感は、やはり手書きならではのものだと感じました。
項目ごとに仕分けをする
1週間分の月間ページの記入が終わったら、項目ごとに支出金額を振り分けていきます。私はこの時点でもう一度、毎日のレシート内容を記入するページを見直して記入していきました。食材と一緒に日用品を買った場合は、レシートの合計額から日用品の分だけ引いて、区別します。ここでも消費税の分が少しずれてしまうのですが、支出の傾向を把握するための家計簿なので、多少のずれはよしとします。
また、レシートは毎日家計簿に記入をしたら捨ててしまってもよいのですが、私はノートの最初のページにポケットを作って、日付順に入れておきました。こうすることで、あとから見返したいときにも便利です。ぜひお試しくださいね。
↑ 1ページ目に折り紙とマステでポケットを作ればレシートもばらけません。