ロータリーディスペンサーは1960年代に工業デザイナー柳宗理氏によってデザインされました。彫刻的な造形美と、どの方向からでも使いやすい回転式の仕様は海外からも高い評価を受け、MOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションにも選定されました。今回、柳氏の理念を引き継ぐYANAGI DESIGNとKOKUYOとのコラボレーションにより、約60年のときを経て復刻。オリジナルの素材感・造形美を忠実に再現しながらも、機能的な進化を遂げています。
PRODUCT NAME
ロータリーテープディスペンサー YANAGI DESIGN OFFICE
PRODUCT NUMBER / PRICE
T-YM600D / ¥25,000(税抜)
SPEC
外寸法/W115×D157×H135mm
対応テープ/大巻き(幅24mm、外径100mmまで)
材質/本体:メラミン樹脂、リール:アルミ鋳物、ベース:鉄鋳物
質量/2kg
FEATURE
FEATURE
01
柳宗理氏デザインの復刻
日本を代表する工業デザイナー柳宗理氏によって1960年代デザインされたテープカッターの復刻。
メラミン素材の彫刻的造形と鉄鋳物によるベース部のコントラストが存在感のあるデザイン。オリジナルを3Dスキャンすることで極力オリジナルに近いデザインを再現。
02
機能性・操作性のアップグレード
コクヨの機能と設計を付加することで使い勝手をアップグレード。
・軽い切れ味とテープの切り口がまっすぐなコクヨオリジナルのカルカット刃を採用。
・360度回転するロータリー式。外観はオリジナル即しながら耐久性を確保する設計に。
03
柳宗理氏のデザインを踏襲したパッケージ
柳宗理氏のキッチンツールのデザインを踏襲した線画入りのパッケージ。本体をキズつけず取り出せるスライド式のパッケージ構造。
04
Made in Japan
ボディのメラミン成型からベースの鋳物、梱包まで国内で生産。
柳宗理氏 と YANAGI DESIGN OFFICE プロフィール
柳宗理氏(1915-2011) は日本を代表する工業デザイナーです。MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久所蔵に認定されているバタフライスツールなどの家具類をはじめ、キッチンウェア、テーブルウエア、東京オリンピック聖火トーチホルダー、関越自動車道関越トンネル抗口、歩道橋など広範囲なデザインを手掛け、その作品は日本だけでなく世界中の人々に愛用されています。2002 年にはその功績が評価され、文化功労者に顕彰されました。
YANAGI DESIGN OFFICE「 柳工業デザイン研究会」は、1953 年に柳宗理氏によって設立されました。現在も柳氏の理念のもと、新しいデザインのほか復刻の監修やデザイン啓蒙・教育活動も行っています。