2022.01.19
ランドセル選びで失敗しないためにぜひお伝えしたいこと~コクヨが考える「良いランドセル」の条件 ~
小学校入学にあたってそろえるものの中でも、選ぶポイントが多岐にわたる点で、ランドセルは群を抜いています。良いランドセルとは何でしょうか。コクヨが見出した答えは「6年間1470日以上を毎日共に快適に過ごせること」。今回は、事務用品メーカーならではの視点で作られたコクヨのランドセルのこだわりポイントをご紹介します。
ランドセルはいつ買ったらいいの?
小学校入学前のお子さんを持つ人なら誰しも、年が明けるとともに、頭をよぎる「ランドセル」の文字。実際、「ランドセル」の検索数は年明けから徐々に上がりはじめ、4月にピークを迎えます。
(Googleキーワードプランナーで調査)
その後、ランドセル売り場が賑わってくるのが5月頃から。多くの方が8月くらいまでに購入するというのが、最近の「ラン活(ランドセル購入活動)」の大きな流れになっています。
購入時に重視することは?
ランドセル購入を検討している親御さんに向けて、「ランドセル購入時に何を重視しますか」という質問をしてみました。結果、1位が「軽い」、2位が「長く使える」、3位が「価格が手ごろ」、4位「頑丈さ」、5位「デザインが良い」と続きます。
ランドセル購入時に重視するポイント(2020年2月、コクヨ調べ、n=2060)
※クリックすると拡大します
考慮すべき項目のバリエーションはかなり多様ですね。なおかつ、たとえば「軽さ」と「頑丈さ」、「価格」と「品質」など往々にしてトレードオフの関係になるがゆえに、親子ないし祖父母を含めた三世代で、時間をかけて検討を重ねる・・・これがまさに「ラン活(ランドセル購入活動)」という言葉まで生まれた背景にあるのかもしれません。
コクヨの他のどの商品とも異なる、かなり特徴が際立っているランドセルという商品。どのような思いを持って挑んでいるのかを知りたくなった編集部は、ランドセル歴8年のランドセルマスターを直撃しました。
話を聞いた人
コクヨ株式会社 2013年からランドセルの企画開発に従事。 |
子どもたちの6年間に寄り添うためのこだわり~背負いやすさと収容力~
「こっちを立てると、あっちが立たない、ランドセルって難しい商品ですよね」という編集部の問いかけに、かつてランドセルの開発を担当し、今はプロモーションも担当する森田は言います。
「コクヨの場合、ランドセルはカバンではない、と考えています」
はっ!? 一瞬何を言われたのか理解できない編集部に対して、
森田「『カバンとして良い機能をつける』という考え方でなく、『中に入れるものを考え、それらが出し入れしやすく持ち運びやすいのがランドセルである』」ということです」
つまり、中に入れるべきものがすべてきちんと収まるか、が第一優先。長年にわたり事務用品を作り続けてきたメーカーとして、例えるならば、収納ケースや収納庫、ワゴンのようなものをつくる感覚に近いということなのだとか。
森田「大半の小学校で、今もランドセルが使われている理由は子どもたちの通学時の安全性を重視しているからです。近年、地球温暖化の影響で夏は水筒持参がマストになったり、文科省のギガスクール構想によってタブレットの持ち運びが必要になったり、子どもたちの荷物はどんどん増える傾向にあります。そうした荷物がランドセルに入りきらず、ランドセルを背負いながら手提げ袋を持って歩くのは子どもにも負担ですし、安全性も損なわれます」
収納容量に加えて重視したのが、背負いやすさと丈夫さ。
森田「子どもにとってランドセルは6年間を共に過ごす相棒。体が小さい低学年の子どもがどうしても重たくなるランドセルを背負っても、軸がぶれない背負いやすさがあること。そして、言わずもがなですが、途中で壊れてしまったり、ボロボロになったりしないこと。これらがコクヨが考える良いランドセルの条件です」
コクヨのランドセル4つの特徴~タブレットにも対応~
ここからはランドセルの商品サイトにもありますが、コクヨランドセルの特徴を簡潔にご紹介していきます。
タブレットの持ち運びにも対応できる大容量
コロナ禍以降、文科省の方針(GIGAスクール構想)もあって、タブレットを使った授業が急速に増えています。そんな中、親御さんにとって心配なのは、タブレットの破損。手提げ袋に入れて持つとどうしてもリスクが高まります。
コクヨのランドセルは、大マチタテ幅が13.5㎝もしくは14.5cm、ヨコ幅が23.5㎝なので、タブレットも教科書と一緒にまとめてすっぽりランドセルに入れられます。また、最近増えているプリントのためのフラットファイルもすっぽり収まります。
小さくても、大きくなっても身体にフィットする背カンで背負いやすく
肩をやさしく巻き込むようにベルトが自然と起き上がる自立式背カン(※肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツのこと)を使っています。ランドセルと背中の間に隙間がなくなり、後ろに引っ張られにくいので肩への負担が少なくなります。
また、背カンは金属製なので、樹脂製に比べて破損の心配がほとんどなく、肩ベルトが左右別々にスライドする構造なので、からだが大きくなっても背負いやすさが変わりません。
型崩れしにくく丈夫な構造
開口部前面に樹脂プレートと鉄芯を内包し、歪みに対する強度をアップ。
型くずれしにくい構造を実現しました。
「前らくロック」で出し入れ簡単
「らくろくランドセル」では、ランドセルの底部ではなく、フロント部分にロックがついている「「前らくロック」。ランドセルの開閉回数は1日平均約7回、6年間にすると約8,200回(※2018年8月 コクヨ調べ)に上ります。特に体が小さい低学年の間は、ランドセルの底部まで手を伸ばしてロックを開け閉めするのは一苦労。ほんの少しのことですが、子どもたちの毎日を楽にする独自機能です。
(※「前らくロック」の搭載は「らくろくランドセル」のみとなります)
お子さんのランドセル選びは、家族総出の一大イベント。皆さまのランドセル選びに、少しでも参考になれば幸いです!
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