2020.04.28
高校生活はノートとルーズリーフ、どっちを使う?~コクヨフォロワーアンケートから~
先日、コクヨ公式インスタアカウントに一人の高校1年生から質問が寄せられました。「高校の勉強にはノートとルーズリーフ、どっちがいいのか本当に迷っている」。そこで中の人が急遽、緊急アンケートを実施。492名から回答が寄せられました。ノート提出がある高校生、果たして日頃は「ノート」と「ルーズリーフ」どっちを使う?
2020年4月、コクヨ公式インスタアカウントにある一人の高校1年生から質問がありました。
高校生になったばかりなのですが、授業をルーズリーフで受けるのかノートで受けるのか迷っています。5教科など復習するのはどちらがいいのか本当に迷っています!!
真剣に悩んでいるんだと感じ取ったインスタ中の人、きちんと答えてあげたいと思いました。
そこで、「高校生のお悩みは高校生に聞いてみよう!」と、インスタのストーリーを使って緊急アンケートを実施。すると、実施期間わずか1日(24時間)にもかかわらず予想をはるかに超える492名の方々が回答を寄せてくださいました。
中には「実は私も悩んでいた。アンケートしてくれてありがとう」というコメントまでくださる方もいました。
特にこの春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校が続き、学校に一度も行けていない新高校1年生もたくさんいます。友達や先輩との交流ができない中で、勉強を始めようとしている皆さんにも少しでもお役に立てればうれしい!
・・・ということで、アンケートから見えてきた、高校生の「ノート」&「ルーズリーフ」のリアルな使用実態、お伝えします。
「使い分け派」が6割以上
今回のアンケートにご協力いただいたのは492名。現役高校生が多かったものの、大学生で高校時代の体験を教えてくれた方もいました。
結果として、最も多かったのは「使い分け派」(308名/63%)、2番目が「すべてノート派」(121名/25%)、「すべてルーズリーフ派」は57名(11%)となりました。
実は当コクヨマガジンでも、同じテーマのアンケートを大学生対象に行ったことがありました。その時はルーズリーフ派が7割、ノート派3割という結果。同じテーマでも高校生と大学生ではやはり全く異なる結果です。(詳細はコチラ)
その理由も、それぞれの回答をもう少し細かく見ていくことで見えてきます。
まずはもっとも多かった「使い分け派さん」の声から、使い分けの理由と使い分け方を探っていきましょう。
使い分ける理由の多くは「学校指定」と「提出」
授業はノートでないと提出できないものがあるので、全てノートです。学校に提出しない自習などは、ノートを一冊用意してそこに全部解くか、ルーズリーフを使ってひたすら解いています。
ノート提出のある教科はノートで、数学はルーズリーフにしてました!その他はプリントを配る先生だったので直接プリントに記入してました
課題を提出の時にルーズリーフで提出してはいけいない教科があるので教科ごとに使い分けています。あとは問題数の多いワークを解く時はなるべくルーズリーフを使っています。
使い分けの理由として最も多かったのはやはり学校(先生)の指定と提出があるから。提出しなくていい教科や、家での自習にはルーズリーフを使っている人が多いようです。
時系列に見たいものはノート、テスト勉強にはルーズリーフ
授業は習った順番をわかりやすくするためにノートで、復習やテスト勉強は必要なところだけまとめたりするのでルーズリーフを使ってます!!
教科ごとに授業用とワーク用にわけて、学校の授業で書いたノートと同じ内容をルーズリーフに書いてテストの時に苦手なところが書いてあるルーズリーフだけ持ち歩く
予習して授業で解説受けるタイプは書き込みが多いのでルーズリーフ、歴史など流れで覚えるやつはノート!って感じで分けてます。
授業は全部ノートで、テスト勉強の時にまとめたりするのをルーズリーフにしてました!テスト勉強の時によく配られるプリントとか授業で使ったプリントに穴開けて、テスト勉強用ルーズリーフファイルを作ってまとめたルーズリーフ、プリントを1つの冊子?みたいにしてまとめてました!
私は内容の流れがわかりやすいように基本的にはノートを使っていますが、テスト前など重要な事をまとめる時はルーズリーフに書き、スマートリングノートで1冊にまとめて、持ち運びしやすいようにしています。また、あまり板書をしない先生の授業や問題集をとく時にもルーズリーフを使っています。
絶対に順番がバラバラにならないのがノートの良いところ。どの順番で何を習って、その時々に先生が何を言っていたかをメモしたりして、授業を思い出すためにはノートが便利かもしれません。
一方で、必要なページだけを持ち歩けるルーズリーフは、家で自分用のまとめノートを作ったり、苦手な単語だけを抜き出して書いておいて、テスト期間中には必要なページだけを持ち歩くといった工夫をしている人がたくさんいました。
演習系はノート、暗記系はルーズリーフ
暗記系の理科・社会はルーズリーフにまとめて、国語や数学はノートに書いています
問題演習などはノート、板書と暗記系の復習にはルーズリーフを使ってます!ルーズリーフだと複数の科目を1冊でまとめられたのを見れるのでテスト勉強に便利です
ルーズリーフの長所は追加情報とかをたくさん書ける所で短所は整理をこまめにしなければいけない事です。 私の場合、数学は分からなかった問題の類題を付け足したかったのでルーズリーフです。それ以外はノートです。ノートは管理しやすい!
ページをたくさん使う時や何かを覚えるためにひたすら書く時にノートを使うかルーズリーフを使うのかは、人によって意見が分かれましたが、やはり、まとめ系・暗記系についてはルーズリーフを使う方が多いようですね。
プリント授業はルーズリーフと相性がいい
授業によって、バリバリ板書する授業とプリントで進める授業があるからノートとルーズリーフ使い分けています!プリントで進めるときは、ファイリングしやすいようにルーズリーフ使ってます!!
高校はプリントが増えるのでプリントの整理をしやすいようにプリントの配布が多い授業は基本的にルーズリーフで、プリントが少ない授業や順番が大切になる歴史系はノートです!
最近増えているプリント授業には、やはりルーズリーフが便利なようですね。プリントファイルや2穴ルーズリーフバインダーを使えば、手軽に一緒に保管できます。
すべてノート派は達成感重視!
さて、続いては2番目に多かった「すべてノート派さん」の声をお伝えしましょう。
ルーズリーフ不可の先生が結構多く、使える教科が1 つしかありませんでした笑 なので、すべてA 4ノートで揃えていました!持ち運ぶのは確かに大変だけど今の時代調べたらすぐに出てくるし、プリント無くす心配もないので個人的にはオススメです!
ファイリングとかプリントの管理が苦手なのでどちらかといえばノート派ですね......B5プリントがそのまま貼れるノートとか、便利なノートも増えているので、何とかなっちゃう気がします。ルーズリーフも持っていますが、ノートを忘れた時用とかちょっとメモを書くとか問題集に答えを書きたくないからルーズリーフに解くとか、部分的に使っています
ルーズリーフは急いで勉強道具をしまう時などクシャッとなりやすかったり、一部のページだけが無くなったりすることがあるので、結局ノートのみを使うようになりました。
ノート派さんに多かったのは、「なくしてしまう」「バラバラになってしまう」「くしゃっとなる」のが嫌、というご意見。管理がラクなのはノートのメリットですね。
ノートは勉強した事がきちんと形に残ってくれる!最後まで使い切った達成感が好きだったから!
ノートは1冊終わったときに達成感があるのと、1年の最後に積み上げて、こんなに勉強したんだ!っていう気分になるからです
「使い切れる」のがノートのいいところ。頑張った証としてノートを見ることで、テストや受験の自信にもつながったりしますよね。分かります!!
中にはこんな人も。
一番楽で安くてかさばらないから。一度ルーズリーフで分厚いバインダーに全教科まとめようとしたことがありますが、1ヶ月ほどで重くなって挫折しました。だからといって全教科分のバインダーは高校生には高いし少しかさばるので、結局ノートに落ち着きました
うむ、なるほど。バインダーの使い方が難しいと思う人はいるかもしれませんね。悩むくらいなら、ええい!ノートで。ちょっと分かります。
可愛いノートがたくさんあるから買いすぎて使わなきゃ。
ですよね。かわいいノートは社会人になると意外と出番が少なくなってしまうので、今のうちに使いましょう!(これは筆者の経験談です!)
すべてルーズリーフ派は合理性重視!
一方、「すべてルーズリーフ派さん」の理由ベスト3は「追加がラク」「持ち運びがラク」「年度をまたぐのが嫌」。全体から見ると数は少なかったですが、いずれも合理的な意見が多かったです。
ノートが年度の終わりごろ切れるのが嫌だから!
高校で科目数が増えるからノートを持っていくと大変!科目+問題集用を考えると、主要教科は単純に2倍になるから、ノートだと大変かなあと思いました。
持ち運びが楽!間違えてもあんまりテンションが下がらない。
休んだり寝ちゃったりした時にノートだと何ページかあけて後で写すことになるけどルーズリーフだと休んだ分は後でゆっくり書けるから。
いずれも確かにそうだよね、というコメントが多かった印象です・・・授業中は頑張って起きていようね(笑)!
まとめ
今回は「ノートvsルーズリーフ問題」を、インスタグラムのアンケートを元にまとめてみました。
皆さんの声から分かったことは、高校生の場合はまず最初に学校や先生のやり方・方針を確認する必要がありそうですね。学校や先生からの指定がある場合はそれに応じた準備をしましょう。
その上で、自由に使い分けられる教科や自習で使うものについては、今回ご紹介した声なども参考にしていただき、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。自分にはこれがいい!というやり方を見つけられると勉強それ自体もちょっと楽しくなったりしますよ。
皆さんの高校生活が実り豊かなものになりますように!
また、コクヨ公式インスタグラムも皆さんの勉強を応援、文具に関するいろいろな情報を発信しています。ぜひ一度覗いてみてください!
(奥山)
キャンパスルーズリーフ
2穴ルーズリーフバインダー
キャンパスノート