2022.05.25
書いて頭も活性化! 手書きのくふうとお役立ちアイテム
こんにちは!『コクヨのくふう研究室』です。仕事や学び、暮らしがもっと上手に、もっと楽しくなるような「くふう」の研究をしています。そして、研究員であるトリオ・ザ・くふうの元には、日々たくさんの読者さんから相談のお便りが届いています。さて、今日の相談は?
今日も研究室に相談が
ふっさん)
おーい、またお便りが届いておったぞ。
うーくん)
今日はどんな相談が届いたんだろう?
ふっさん)
ふむふむ。『手書きの良さは分かっているのですが、どうしても面倒に感じてデジタルで済ませてしまいます。手書きを習慣化させるためにはどうすれば良いでしょうか?』と書いてあるわい。
くーちゃん)
たしかにデジタルって楽だけど、手書きの方が、脳が活性化するから記憶には残りやすいのよね。
ふっさん)
記憶と結びついて、その時の情景までもよみがえってくるからのう。
くーちゃん)
頭の中を整理しながら書き起こしていくから、スッキリする感覚もあるわね。だけど、手書きが面倒と感じてしまう気持ちも分からなくはないわ。
うーくん)
不便さを感じる場面はデジタルより多いかもしれないよね。
くーちゃん)
ええ。だから、今回はコクヨの担当者さんと一緒に手で書きたくなる「くふう」を探っていきましょ。
コクヨがお悩み解決!
ふっさん)
そうじゃな。では、バトンタッチじゃ!
コクヨ)
こんにちは!今日は「書く」ことがテーマということで、筆記具とノートを紹介していこうと思います!よろしくお願いします。
トリオ・ザ・くふう)
よろしくお願いします!!
組み合わせで「書く」を楽しむ!「PERPANEP」
コクヨ)
はい!では、まずはPERPANEP(ペルパネプ)を紹介します。
コクヨ)
PERPANEPは英語でPenとPaperのアナグラムで作られた名前で、紙とペンの組み合わせを選んでいき、書き心地を楽しめる「紙とペンの巧みな出会い」がコンセプトのブランドです。相性に着目して、お互いを引き立たせるようにデザインしてあるので、紙とペンの組み合わせで「書く」楽しさを最大化できます!
くーちゃん)
なるほど!でも、紙とペンの組み合わせでなにが変わるのかしら?
コクヨ)
組み合わせを変えることでまったく違った書き心地を楽しむことができるんです。では、まずノートから紹介していきます。ノートには、滑らかに思考を妨げる事なく書ける「TSURU TSURU」、様々な種類のペンと相性の良い滑らかな書き心地の「SARA SARA」、あえて粗さを残して音も楽しめる「ZARA ZARA」の3種類の紙質があります。
うーくん)
ノートを紙質で選べるんだ!面白そうだね!
コクヨ)
ペンも3種類あり、それぞれの紙質に対応しています。まずは「TSURU TSURU」と相性の良い「ファインライター」です。インクが染み出すプラスチックのペン先で、力を入れなくてもさーっと書くことができます。
ふっさん)
おー、本当じゃ!紙がツルツルしていて、気持ち良く書けるのう。鉛筆で書くのも良さそうじゃ!
コクヨ)
もしよければ、こちらの鉛筆シャープというペンを使ってみてください。鉛筆の様な書き心地を実現したシャーペンなんですが、いかがですか?
ふっさん)
これも気持ち良いのう!ファインライターで書いた時とはまた少し違った感覚じゃ!こんなにも書き心地が変わるんじゃな!
コクヨ)
続いて「SARA SARA」のノートにお薦めの「サラサクリップ」です。この紙は様々な種類の筆記具となじみの良いさらさらの紙質なのですが、このゲルボールペンがイチオシです。ぜひ書いてみてください。
くーちゃん)
滑らかに書けるわね!キャンパスノートに近い王道の書き心地ね!
コクヨ)
最後は「ZARA ZARA」です。表面が粗くなっているこの紙にお薦めなのが「プレピー」という万年筆です。インクのにじみも分かる紙質なので、書くこと自体をしっかりと楽しみたいときにピッタリです!
うーくん)
書くときにガリガリっと音がするね!これは他とはまた違った快感があるね!
コクヨ)
はい!ちなみに今回は「ZARA ZARA」×「プレピー」をお薦めしたのですが、ZARA ZARAの紙にサラサクリップで書いていただくなど、いろんな組み合わせを楽しんでいただけると思います。
うーくん)
紙質や組み合わせで書き心地が変わるから、気分に合わせて選べるね!
コクヨ)
はい。また、PERPANEPはフラット製本もポイントです。フラットに開いて凹凸がないので、A5サイズのノートを開いてA4サイズの1枚として使うことができるんです。撮影やスキャンの際に影が出来づらいのもこのフラット製本の魅力です!
くーちゃん)
結構厚みがあるけど、かなりフラットになるのね。
コクヨ)
書くことを楽しめる作りになっているので、普段はデジタル派の方やクリエイティブなお仕事をしている方にもお薦めです。楽しむことで習慣化するキッカケにもなると思いますよ。
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外でもしっかりメモがとれる!「野帳」
コクヨ)
続いて野帳です。
コクヨ)
60年以上に渡るロングセラー商品で、もともと測量士さんや建築士さんのような外で書く人に向けてつくられたフィールドノートです。硬さとスリムさが特長です。
ふっさん)
サイズもちょうど良いのう。ポケットにすっぽり入ったわい。頻繁に外を出歩く人には持ってこいじゃのう。
コクヨ)
ちなみに皆さんは外出先でメモをとる際に、表紙が曲がってしまったり、紙がペラペラして書きづらいなんて体験はありませんか?
くーちゃん)
あるわ。あれ大変なのよね。かと言って、タブレット端末だと少し持ち運びに不便だから困るのよね。
コクヨ)
この野帳は元々外で使うことを想定してつくられているので、表紙がとても頑丈で、しっかりとメモをとることができます。外出先でのメモに不便さを感じている方に、ぜひ使っていただきたいです。
※野帳のご購入はこちら(Amazonに飛びます)
デザインだけじゃない、充実した機能性!「Sooofa」
コクヨ)
最後は、このカラフルなノート「Sooofa(スーファ)」シリーズを紹介します。
コクヨ)
特長はこのソフトリング。金属ではなく柔らかいリングです。元々ソフトリングノートというシリーズがコクヨから出ているのですが、Sooofaはその派生ブランドなんです。サイズはA5とB6の変形サイズ2種類でややワイドになっていて、カラーバリエーションは5色です。
うーくん)
本当だ、リングが柔らかい!金属のリングって書いている時に手に当たって痛かったけど、これなら気にならないから集中できそうだね。
くーちゃん)
パステルカラーで可愛いわね。主張しすぎない感じが素敵だわ。
コクヨ)
他にもペンを引っ掛ける切り欠きやクリアポケット、キレイに破ける切り取り線もついていて、機能面も充実しています。枚数もしっかりとあって、少しワイドなサイズなので、躊躇なくしっかり書き込めるんです。
ふっさん)
ゴムバンドもついておるし、表紙もしっかりしとるから、外でのメモにも役立ちそうじゃ。細かい「くふう」がギューッと凝縮されたノートじゃな!
うーくん)
切り欠きがあるから、ペンとセットにしておいて、バッグに入れておけば、出し入れの面倒くささや、バッグへの入れ忘れなんかも防止できそうだね!
コクヨ)
家でも会社でも使いたくなるデザインにしてあるので、ぜひ活用してみてください!製品の紹介は以上になります。いかがでしたか。
※Sooofa(スーファ)のご購入はこちら(Amazonに飛びます)
ふっさん)
ふぉっふぉっふぉ。わしは紙質で選ぶという発想が新鮮じゃったわい。それでのう、PERPANEPを3種同時に使い分ける「くふう」を考えてみたんじゃ!
うーくん)
3種同時に使い分ける?
ふっさんの使い分けるくふう
ふっさん)
うむ。「SARA SARA」「TSURU TSURU」「ZARA ZARA」の3種類のノートをメモ帳、アイデア帳、日記帳として使い分けるんじゃ。
ふっさん)
まずは一番オーソドックスなSARA SARAじゃが、これは普段使いのメモ帳として使うんじゃ。扱いやすい紙質じゃから、サラサクリップとの黄金コンビでどんどんメモをしていくと良いと思うのう。
くーちゃん)
枚数もほどよくあって使いやすいものね。
ふっさん)
それでTSURU TSURUじゃが、これはアイデア帳に使ってみてはどうかのう。引っ掛かりが無い紙質じゃから、アイデア出しや、頭の整理をしたいときなんかにスルスル~と自由にラフに書いてみるのに向いている気がするんじゃ。集中できるから暗記帳にしてみても良さそうじゃのう。
うーくん)
たしかに、思考が妨げられない感じがするから、頭を動かしたい時とかストレス発散用だね!
ふっさん)
それで、ZARA ZARAには日記を書いてみるのが良いんじゃないかのう。万年筆と組み合わせて書いている時のガリガリという手触りを感じながら書くことで、一日の自分を振り返ってみるんじゃ。インクのにじみ具合で、その時の感情や空気まで閉じ込められると思うぞ。
くーちゃん)
確かに感覚って記憶を呼び起こす手がかりになるわよね!
ふっさん)
うむ。こうやって3種類を使い分ける事で書き心地を楽しめるから、飽きずに書けると思ったのじゃ。
コクヨ)
ふっさんらしい、素敵な「くふう」ですね!ありがとうございます!
くーちゃん)
じゃあ、そろそろまとめていくわ!
今回のまとめ!
くーちゃん)
今日は手書きを面倒に感じてしまうといった相談だったのだけど、書く時に感じる不便さが面倒だと感じたり、そもそも「書く」という行為そのものが面倒と感じていたりと、面倒にも種類があると思ったの。
うーくん)
面倒にも色々なレベルがあるってことだね。
くーちゃん)
そうよ。だから、それぞれのレベルにあった文房具を見つけるのが大事だと思ったわ。書くこと自体が面倒なら、手書きの楽しさを最大化してくれるものを、不便に感じるポイントがあるなら、その不便さを解決してくれるものを、という風にね。
ふっさん)
ふむ。たしかに選び方は1つじゃないかもしれんのう。今回はノートを紙質で選ぶという方法も知ったしの。
くーちゃん)
まとめると「デザインや機能だけじゃない選び方を見つけて、自分と相性の良いパートナー的な文房具を探してみましょう」と言ったところかしらね。面倒というハードルが取り除かれれば、自然と習慣化できると思うわ。
ふっさん)
そうじゃな。勉強用は機能性、メモ用はフィーリングという感じで用途別に選び方を変えてみても面白そうじゃのう。
くーちゃん)
ええ、ぜひ「書く」を楽しんでほしいわ。というわけで、今回のコクヨのくふう研究室、いかがだったかしら。これからもたくさんの「くふう」を研究していくわね。
うーくん)
次回もお楽しみに!
トリオ・ザ・くふう)
ありがとうございました!!
PERPANEP(ペルパネプ)
「紙とペンの巧みな出会い」をコンセプトに、3種類の書き味と3種のペンをラインナップ。罫線は3種の書き味それぞれに対して5種類あります。開いた時のフラット製本も特徴の一つです。
Sooofa(スーファ)
狭いスペースでも折り返してコンパクトに使用でき、リングが手に当たっても痛くなりにくいと好評のソフトリングノートから誕生した新シリーズ。オン・オフを問わず使用でき、丈夫で高い機能性を持ちながら、リラックス感のある佇まいにもこだわったリングノートです。
野帳
1959年、測量士のために発売されたミニノート。作業着のポケットにすっぽりと入るスリムでコンパクトなサイズと、 屋外で立ったまま筆記できる硬い表紙が大きな特長です。以後、測量・建設の枠を超えて、発掘・観察などのフィールドワークや、社外のモバイルワーク、さらには、旅の記録、日常のメモなど個人のライフシーンまで用途が拡大しています。