2020.12.01
手書きメモの新しいスタイル ~IDカードホルダーwemoをみんなで使ってみた~
突然降って湧いたアイデアや、誰かからの伝言などをメモする時、あなたなら何に書きますか?スマホの勢いに若干押され気味ではあるものの、急に思いついたことや、「とっさの場合」の利便性からアナログメモ支持派もまだまだ多数。今回は、そんなアナログメモ派に新しいメモツール、ご紹介します。
上司やお客様からの電話。慌てて出たはいいものの、次々と出される指示や要望をメモできずに困った経験はありませんか?
あるいは、通勤途中や昼ご飯時に突然湧いてきたちょっとしたアイデアを、次の行動を始めた途端に忘れてしまったなんてことは・・・?
2020年12月発売のメモが書けるIDカードホルダ―<wemo>。働く人の多くが身に着けるIDカードホルダ―をメモ帳としても活用できる商品です。
ウェアラブルメモ"wemo"は書いては消せるシリコン素材
wemoは、機能性フィルムメーカーの株式会社コスモテックと、デザインコンサルティングの株式会社kenmaが共同で開発したものです。身につけられるメモ(Wearable Memo)として、2017年11月にバンドタイプが発売され、2018年の日本文具大賞・GOOD DESIGN受賞、2020年8月までに累計50万個を売り上げる大ヒット商品となりました。
シリコン素材で特殊な表面コーティングにより、油性ボールペンで書き消しが可能。
手首に巻くバンドタイプ他、メモパッドタイプやスマホカバーのラインアップがあります。
多くのワーカーが常に身に着けるIDカードホルダ―に着目
このヒットを追い風に、当時、増加していたフリーアドレスオフィスをターゲットに商品を検討するコクヨと、wemoの可能性を広げていきたいコスモテック・kenma両社が出会い共同開発がスタート。社内移動が多いワーカーが身に着けているIDカードに着目して開発が進められました。
そして完成したのがコチラ、IDカードホルダ―<wemo>です。
みんなで使ってみました
新しい手書きメモのスタイルとしての提案がどのように受け入れられるか。発売を目前にした10月~11月にかけて、様々な職種の方にモニターを依頼。実際に試していただきました。
◎高校教員 Aさんの場合
・普段メモとしてよく付箋を使用するので、主にその付箋の代わりに使用しました。
・授業中に生徒から言われたことや、思いついたことを書き留めました。
・その日印刷するものや提出物を書きこみ、リマインダーにしていました。
AさんがIDカードホルダ―<wemo>の利点として挙げてくれたのは、
・いつでもとっさにメモできる
・メモを絶対に無くさない
・エコだと思う
最近、多くの高校で増えているグループワークのシーンなどでは、何も持たずに各グループの活動を巡視することも多いのだとか。「あれ」と思ったり、「あとで補足しよう」と思ったことなどをとっさにメモをするのに便利だそう。
あとは、付箋にメモをしたのはいいけれど、その付箋自体をどこに貼ったか分からなくなったり、バラバラにメモすることで優先順位が分からなくなったりすることもなくなったのだそう。
◎特別養護老人ホーム相談員 Bさん&Cさん、ケアマネージャーDさんの場合
今回、介護職の方にも使っていただこうと特別養護老人ホームの相談員をされている三名の方にモニターに協力していただきました。
・施設フロアをラウンドした際に利用者や職員から言われたことなどをメモしました。
・送迎時のご家族からの申し送り(時間や注意事項等)をメモしました。
・急な連絡が来た時に役立ちました。
普段からIDカードホルダ―を常時身に着けている介護相談員のBさんは主に施設内を巡回する時のメモに使ってくれました。
一方、Cさんは施設においてはIDカードを身に着けることはないそうですが、外出(送迎や通院)の際にカバンにつけて使ってくれました。診察券や交通ICカードを入れておくのも便利ですね。
ケアマネージャーのDさんも、外出先で使うことの方が多かったそうです。急な連絡が入った時にメモ帳が手元にあることは稀。首から下げているIDカードホルダ―にメモできるのが便利だったとか。
◎保育士 Eさんの場合
保育の現場ではIDカードホルダ―を首から下げて使うことはない、という保育士Eさんですが、
・泣いている子どもに触らせると気に入って遊び始めました
・会議の時などに大切なことを忘れないようにメモをしました。
素材がシリコン素材なので、子どもたちに渡しても安心です。
会議の時のメモ帳として使いつつ、子どもたちが泣いてしまった時の「奥の手」としても使える、意外な使い道ですね。
◎コクヨ社員(営業職)Fさんの場合
・得意先や上司から急に電話が掛かってきたとき、さっとメモできるのが便利でした。
・資料作成時に一時記録したい事柄を書き込み、不要になったら消していました。
・紙にメモを取るのと比べると、ゴミが出ず経済的
・カバーが付いているため、服にインクが付く心配がなくて安心です。
急な電話でメモを取る時や資料作成のための一時的なメモについては、絵や図を使った方がいい時もあります。そんな時はスマホではなく、手書きの出番。常時身につけているものにささっと図でメモできるのはwemoの利点ですね。
ご購入前のチェックポイント
今回、モニターに協力していただいた6名の方々から、課題として挙げていただいたもののうち多かった声を踏まえて、ご購入前の事前チェックポイントをまとめてみました。
◎愛用の筆記具との相性
wemoには油性ペンで書いて、消しゴムで消せるという特徴がありますが、筆記具によってはwemoに書いた際に消えにくい場合があります。詳しくはwemoサイトでご確認ください。
◎IDカードとサイズが合わない
たとえばケアマネージャーであるDさんは「介護支援専門員証」の常時携帯が必要ですが、今回、残念ながらIDカードホルダ―<wemo>と「介護支援専門員証」のサイズが合わなかったとのこと。ご自身のカードがホルダーに収まるかどうかは事前にご確認ください。
仕事や生活に少なからず必要だからこそ、進化を続けるメモツール。デジタルからアナログまでさまざまな機能を搭載した製品が登場しています。ご自身のスタイルを模索する上での一つの選択肢としてIDカードホルダ―<wemo>もぜひ加えてみてください!
IDカードホルダー〈wemo〉